SASUKEvsホワーン・ユエロア

　5月19日（日）東京・ニューピアホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦の第2部『修斗×YFU 7対7 日中対抗戦』の全対戦カードが決定した。 　今大会で行われるのは中国最大の格闘技団体『YFU 武林笼中对』との日中対抗戦。チームJAPANの総大将は世界フェザー級王者・SASUKE（マスタージャパン東京）だ。対するのは弱冠23歳ながらWLFフェザー級王者に君臨するホワーン・ユエロア（中国/Team YFU）。 【動画】SASUKEと朝倉海の激しいスパーリング映像！ 　ホワーン・ユエロアはボクシング、空手をバックボーンに10戦9勝の戦績を持ち、特にそのパンチ力には定評がある。右のクロス一発で対戦相手を失神させた試合もあり、SASUKEにとっては脅威となるだろう。また勝ち星の中にはリアネイキッドチョークによる一本勝ちも含まれており、寝ても立っても勝負できる事が伺える。SASUKEはここ5戦で日本人選手には全勝を誇っているものの、ROAD TO UFCでの対外国人には一昨年、昨年と黒星を喫している。今回ホームである修斗で行われる日中対抗戦の総大将として、負けられない要素が幾つも重なる一戦となった。 　そのSASUKEにバトンを渡すチームJAPANのメンバーはライト級のエフェヴィガ雄志、バンタム級・川北晏生のTRIBE TOKYO MMA勢。エフェヴィガ雄志の対戦相手アーイージアコ・アーケンビエコァ（中国）はONE Championshipが人材発掘の為に各国で開催された「Hero Series」にも出場しており勝利をあげている。テイクダウンからのパウンドを得意としており、仕掛けられた三角絞めもリフトアップからのバスターで解除するなどパワーファイトを得意としている。フィジカルでエフェヴィガが遅れを取ることはあるまいが楽しみなマッチアップとなった。 　また女子ストロー級の2試合が決定。クィーンオブパンクラスのソルト（マルスジム）がレスリングをベースに6勝1敗の好成績を残すハイライ・ウーシャアモー（中国）と対戦。もう1名はTORAO colorsから岡山の新谷琴美（TEAM AGENT）の出場が決定。 　また昨年度ウェルター級新人王・西條英成（THE BLACKBELT JAPAN）が修斗重量級を代表して対抗戦に選出された。そして今回大抜擢となったのが“スーパー高校生”中池武寛（パラエストラ小岩）だ。中池は高校1年生ながら全日本アマチュア修斗フライ級を制した。その修斗のトッププロスペクトが挑むのが24戦を誇るベテランのゾウ・ジンボウ（中国）。まだまだ発展途上ながら、センス抜群のムーブとフィニッシュ力が魅力の次世代のエース候補・中池に注目が集まる。 　また第1部のナンバーシリーズでは世界女子ストロー級初代女王決定戦、藤野恵実（JAPAN TOP TEAM）vs杉本恵（AACC）を中心に現在まで5カードが決定している。