有村藍里「何歳からでも挑戦できる」30代を過ぎて歌とギターを始めてみたら…
こんにちは、有村藍里です。 先日、誕生日を迎え34歳になりました。 昨年もバースデーイベントを開催させていただいた、下北沢にあるアートレッグカフェさんで、今年も誕生日当日にイベントをさせていただきました。 有村藍里「美容整形は依存してしまう?」あれから5年、私が整形に対して思うこと 昨年はトークショーだったのですが、今年は「歌ってみる?」というオーナーさんの一言から、ライブをすることになりました。
レッスンに通い始めたけれど…初めの頃は戸惑いが
ライブが決まり、5月から本格的にボイストレーニングを受け始めました。 1回目のレッスンでは、バースデーライブで歌うことをゴールにするのではなく、その先の未来にも向かっていけたらいいよね、と自分のしたいことをするためには何が必要なのかということを改めて書き出すことをしました。 歌う、ステージに立つ、声をコントロールする、表現力を上げる。 今回与えていただいた機会は、私の目標の一つ「舞台でお芝居をする」にも通ずることなのかもしれないと思いました。 先生とはいえ、初めの頃はレッスンで人前で大きな口を開けたり、大きな声を出したりすることでさえ戸惑いがありました。 普段から声が小さいと言われがちなのですが、そんな自分が大きな声を出すには、かなり勇気を出して振り絞らないと難しくて。 レッスンを重ねていくうちに、私は人より物事を習得するのが遅くて、他の人の倍以上練習して身体に叩き込まないと、このままではとてもステージで歌えるようになるまでにはなれないなと痛感しました。 ただ一方で、イベントに向けて支えていただき応援してくださっている関係者の皆さんや先生の期待に応えたい思いも。 そして、少しずつ声が出せるようになっていくことで前向きになれたのか、歌うだけではなくて「ギターも弾きたいな」という気持ちが芽生えました。 自分でもびっくりです。 歌だけでも精一杯だと思っていたのですから。
想像以上の難しさ。ギターは苦難の連続だった
私は以前から楽器を弾くことに対して憧れはありましたが、自分には向いてないだろうなと勝手に決めつけて、挑戦すらしてきませんでした。 私にとってはギターなんて未知の世界でした。でもギターを弾いて歌ってみたいと思ったんです。 ……思うのは簡単でした。 実際はとてつもなく難しくて、譜面の見方もわからないし、弦の押さえ方もたどたどしくて。押さえられたとしても、綺麗に音が鳴らない。右手と左手で違う動きをすることも身体がついてこなくて、頭でパニックが起こりました。 私は器用な人間ではないし、リズム感もないし、物覚えも良くない。 途中、指が痛くて挫折して、どうしてギター弾きたいなんて言っちゃったんだろうと思った瞬間もありました。そのくらい苦戦していました。 でも、これを乗り越えられたら……またなにか変われるかもって、心のどこかで期待をして約2ヵ月間、特訓しました。 上手く弾ける自信はない。本番も緊張する。失敗したらどうしよう。 だけど、たった数ヵ月とはいえ私には毎日練習して向き合ってきた日々の積み重ねがある。 その事実だけが不安な気持ちを吹き飛ばしてくれました。 自分がすると決めたのだから、やり遂げる。それしかありません。