ストリートスマート、隠れた校務を省力化するアプリを発表
株式会社ストリートスマートは、教員の校務省力化を支援する校務効率化アプリの提供を開始した。 【画像】プログラミングスキルがなくても、アプリの開発が可能 文部科学省の「教員勤務実態調査(令和4年度)」によると、小中学校教員の平均勤務時間は約11時間で、長時間労働問題は依然として解消されていない。 教員が多忙な要因として、業務量が膨大であることがあげられる。授業や行事の準備のほか、生徒指導や進路指導対応、成績処理、保護者対応といった業務内容が多岐にわたる。また、申請書や配布物の作成、提出物の状況確認、生徒の情報共有なども進めなければならない。 このような実態から、デジタルを活用して校務を効率化し、「先生にしかできないこと」に集中できる環境を提供することを目的として同社は「隠れた校務」を効率化するアプリを開発した。 今回発表された校務効率化アプリは、「出張申請アプリ」「保健室利用記録アプリ」「図書貸出管理アプリ」の3つ。いずれも申請業務の自動化や情報共有の効率化を実現し、教員の業務負担を軽減することができるという。 例えば、研究発表会や部活動の引率などで出張申請を行う場合、多くの書類に手書きで入力する手間があったり、申請までの手順が複雑だったりするケースが多い。同社の出張申請アプリを利用すれば、フォームに必要事項を入力して送信するだけで申請が完了する。アプリ上で申請の承認も可能で、申請に関する情報は自動でスプレッドシートに連携される。 ●出張申請アプリの操作イメージ 同社が提供する校務支援サービスは、プログラミングの知識がなくてもアプリケーションを開発できるGoogle Cloudのノーコード開発プラットフォーム「AppSheet」を利用している。AppSheetで作成したアプリはパソコンやスマートフォン、タブレット端末で利用できる。 AppSheetはドラッグアンドドロップやメニューから必要な項目を選択して設計できるので、直感的な操作で学校のニーズに合わせてアプリをカスタマイズできる。また、AppSheetはGoogleスプレッドシートをデータソースとして利用でき、GmailやGoogleドライブとの連携も可能だ。
こどもとIT,編集部
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