窯元と作家ら陶器類直売 菰野町の三鈴陶器、市価の2―5割引き 三重
【三重郡】菰野、四日市地域の陶磁器窯元と作家ら41組が陶器類を直売する「器のつくり手市」が2日、三重県菰野町永井の三鈴陶器敷地内で始まった。雨の中、町内外から多くの家族連れらが訪れてにぎわっていた。3日まで。午前9時―午後4時。 陶器メーカーが大量生産する土鍋やご飯鍋、作家らが手作りしたマグカップや一輪挿し、陶びな、やきもの創生塾の卒業生らのオリジナル食器や花器などが、25ブースにずらりと並んだ。いずれも市価の2―5割引きとあって、訪れた人々はあれこれ手に取って品定めしていた。 鈴鹿市平野町から家族5人で訪れた伊東知美さん(38)は「ほしかったIH対応の土鍋が安く買え、子どもたちはかわいい箸置きを見つけました」、同つくり手市の実行委員長で三鈴陶器の熊本泰弘社長(58)は「若いつくり手の参加がうれしい。雨で出足を心配したが、多くの方々の来場で活気ある陶器市になった」と、それぞれ話していた。