東京五輪「あと3年、もう3年」小池知事が気勢 フラッグツアーでイベント
2020年の東京五輪開会式まで、ちょうどあと3年にあたる24日、東京都庁都民広場で、五輪・パラリンピックのフラッグツアーが全国展開されるのを記念して「東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーフェスティバル」が開かれた。
東京都の小池百合子知事は「あと3年、もう3年。これからますます機運を盛り上げて皆さんの五輪・パラリンピックにしたい」とあいさつ。来賓の丸川珠代・東京五輪・パラリンピック担当相は、都や大会組織委らと力を合わせ、「ぜひ最高の大会に作り上げていくことを皆さんに誓う」と宣言した。 競技会場がある埼玉県の上田清司知事からは「今日、埼玉県民を代表してフラッグを受け取り、あと3年に迫ったと実感した」、千葉県の森田健作知事は「600万県民が一丸となって万全の体制を整える」とのメッセージが寄せられた。 五輪・パラリンピック出場者らのトークショーでは、1968年メキシコ大会の男子サッカーで銅メダル獲得の釜本邦茂さんが、フラッグツアーでサッカーの上達方法を質問した子どもに「五輪の試合でのプレーを参考に、自分のプレースタイルをつくってはどうか」とアドバイスしたエピソードを披露。2016年リオデジャネイロパラリンピックのボッチャ混合団体で銀メダルの廣瀬隆喜さんは「千葉県知事と千葉市長に旗を手渡し、残り3年ということで盛り上がった」と話した。 会場では、ビル街や雑踏、伝統ある祭りなど多彩な東京の魅力を紹介する映像や、過去の五輪の映像を交えた映像を都議会棟の壁面に投影。会場を訪れた約5000人の観客は、壁に大きく映しだされた映像に見入っていた。 (取材・文:具志堅浩二)