グーグル検索数に基づく海外移住先の人気ランキングで、オーストラリアとニュージーランド（ＮＺ）がそれぞれ２位と３位となったことが分かった。日本は７位だった。 　英国国際引っ越し・配送サービスのファースト・ムーブ・インターナショナルが実施した調査は、グーグル検索で「引っ越し」「移住」「住宅」など移住に関する検索語句に含まれる国・地域名の数を集計した。2022～24年の検索データを基にしている。 　最も検索数が多かった国はカナダで、152万6,780回だった。多様性と生活水準の高さに加え、保健医療や教育への公的資金の水準の高さが魅力となった。 　次いでオーストラリアが136万700回で、安全性が高く、自然豊かな地域で家族向けの移住先とされている。教育水準や保健医療の質が高いことも人気の理由だ。 　３位のＮＺが115万9,700回となり、ワークライフバランスが整ったリラックスした生活が魅力とされている。ただ、生活費の高騰や近年の気候変動による自然災害の多さが懸念されている。 　検索回数が最多となった国・地域の数を基にしたランキングでもカナダが１位で、74カ国・地域で検索回数が最多となった。特にインドやナイジェリア、南アフリカ共和国で検索回数が多かった。 　２位はオーストラリアで20カ国・地域となり、英国、ＮＺ、アイルランドで検索回数が多かった。英国でオーストラリアを検索した割合は全体の約３分の１を占めた。３位はスペインで17カ国・地域となり、特に欧州諸国から人気が高い。ＮＺは７位だった。