前職同士の対決に新人参戦 激戦続く静岡6区 実現性はどこまで?観光振興への政策が争点【衆院選2024】
<立憲・前職 渡辺周候補> 「普通の人が、皆さんが守らなければいけないルールは政治家も守って当然だと。そんな話がいっぱいあります。私は一括りにして、おかしなことをうやむやにはしない」 10回目の当選を目指す立憲民主党の前職・渡辺周 候補62歳です。 前回は野党の牙城ともいわれる静岡6区を崩され、野党への追い風を背にリベンジを狙います。 <立憲・前職 渡辺周候補> 「財源を子どもの子育て支援にあてたり、まさに地方交付税の地方交付金にあてたりいろんなことができるんです」 政権交代を目指す渡辺候補は、予算分配を変えることで教育費や給食費の無償化、若者の奨学金の負担をなくしていくことなどを訴えます。 <アナウンス> 「野田佳彦代表、この仲見世の商店街を歩かせていただきます」 選挙戦中盤、野党側も大物が入ります。 立憲民主党代表の野田佳彦元総理が応援に駆けつけます。 <立憲民主党 野田佳彦代表> 「きょうはこの接戦区の6区に来た次第であります。今回は何としても本来の実力通りに渡辺周さんに小選挙区で勝ってほしい。小選挙区で勝てば、もっと厳しい選挙区で戦っている仲間が比例復活することができます」 選挙戦も1週間を切り、感情的に支援を訴える場面が増えました。 <立憲・前職 渡辺周候補> 「本当にこの選挙で自民党を勝たせたらいけないんです。禊、免罪符になってしまうから。もう一度どうかやらせてください。そのためにももう一回どうか国政の場で働かせてください」 大票田の沼津を固めながら、伊豆半島でどこまで巻き返せるのか、陣営は力を入れます。 <れいわ・新人 冨谷皐介候補> 「みなさんどうか気づいてください。私たちの生活、自民党政治が続くと消費税が上がり、ますます冷え込みます。冷え込むどころか凍り付いてしまいます」 前職2人の対決に割って入るのが、れいわ新選組の新人・冨谷皐介候補55歳です。冨谷候補はスルガ銀行のシェアハウスをめぐる不正融資の被害者で、自民党政治が不況を招き、将来への不安を生んだことが根本の原因だと批判します。