気温の乱高下で……寒暖差と花粉の“W パンチ” 体調どう管理? 発症は平均 5.8 歳、小学生の半数は花粉症か【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
13日の東京都心は、15度以上の気温差がありました。今後も急上昇と急降下を重ね、自律神経が乱れることによる体調不良が懸念されます。気温上昇に伴って花粉の本格的な飛散にも要注意です。花粉症は若年化の傾向にあり、早めの対策が求められています。 【画像】寒暖差「春バテ」に注意 気温差7℃以上で… “朝バナナ”で自律神経が整う? そこで今回の#みんなのギモンでは、「寒暖差と花粉 W パンチ?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●自律神経が“ジェットコースター” ●小学生の半分 花粉症?
■約半日で15度以上も気温が急上昇
近野宏明・日本テレビ解説委員 「今週こそ、特に体調管理にお気をつけください。その理由が、寒暖差と花粉です。東京都心では 13日朝は最低気温 1.6度から始まり、ぐんぐん上がり、日中は今年最高の 17.3度と、半日ほどで15度以上も気温が急上昇しました」 藤井貴彦アナウンサー 「12日夜の天気(予報)を見た時点で、(13日は)かなり気温が上がると聞いていたので、朝、どんな服装にしようか迷った方がたくさんいたんじゃないですかね」 近野解説委員 「私はダウンを着てきましたが、日中(の気温)を見ると着すぎたかな、と思いました。これからまた(気温は)下がりますが…」
■最高気温は「葉桜の頃」の暖かさか
近野解説委員 「東京都心の寒暖差から見ていきます。つい 1 週間前は大雪で東京の交通網が大変な打撃を受けていましたが、今週は気温のジェットコースター。13日朝は1桁でしたが、日中は 17.3度に。ただ(予想では)14日朝は3度まで下がり、日中は18度まで上がります」 「このような急上昇と急降下の末に、15日は最高19度となります。4月中旬並み、葉桜の頃の暖かさになる見込みです」 徳島えりかアナウンサー 「着る物に困るだけではなくて、体が慣れないせいなのか、疲れやすくて困りますね」
■自律神経の乱れで…さまざまな症状が
近野解説委員 「そういう方は多いと思います。ジェットコースター並みの寒暖差があると、自律神経もジェットコースターに乗っているような状態になります。倦怠感や気分の落ち込み、肩こり、めまい、皮膚のかゆみなど、いろいろな症状が体調不良として現れる場合があります」 「せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長によると、体の中の環境を外部から一定に保つための自律神経が、気温差が大きいことで乱れます。今はこうした症状で受診する人はそれほど多くないものの、今週以降は増えるかもしれないと見込んでいました」 「河出さんは以前、寒暖差が影響しやすいと話していました。実際どうですか?」 河出奈都美アナウンサー 「そうなんです。寒かった先週よりも今週の方が、体調に気を使っています。気温が高い方、最高気温ばかり気になりがちですが、最低気温がどうなのかというのを、しっかり確認したいと思います」 近野解説委員 「都度、情報を確認した方がいいと思います。久手堅医師は、体温の調節をしやすい服を着ること、規則正しい生活を心がけることが大事だと話しています」