「わざと失敗して信憑性を持たせ、次は必ず(利益を)出す。それで踊らされて…」SNS投資詐欺の被害男性が語る事件の経緯
警察庁によりますと、今年のSNS型投資詐欺の被害額は7月末までにおよそ580億円に上り、前の年に比べて6倍以上に増加しています。 また、福岡県内でも8月末までに47億円に上っています。 ■ネットバンキングで水際阻止が困難、「金融庁の登録」確認を 警察は、SNS型投資詐欺が急増している理由について、次のように話します。 福岡県警犯罪抑止対策室・紫村幸輝 室長 「(SNS型投資詐欺は)被害者の方がSNS上でやり取りをしますのでなかなか第三者の方に気づかれにくい、またお金の引き出し方についてもネットバンキング等を使われておりますので、水際で阻止しにくいといった点があげられます」 SNS型投資詐欺に詳しい弁護士は、取り引きに使う金融機関が金融庁の登録を受けているかどうか確認することを勧めています。 大地総合法律事務所・佐久間大地 弁護士 「FXの投資をやるという時は必ず登録しなければいけないものなので、これが登録されていないものに関して投資をすることはですね基本的には絶対にやめていただいたほうがいいと思いますね。本当に稼げるような投資はSNSみたいな、誰でも見られるようなところに発信されることってまずない」 高まる投資ブームを逆手に取った今回の事件。 被害に遭わないためには、SNSの情報を安易に信用しないことが大切です。
RKB毎日放送