有名無名は関係なし!長野のローカル名店「アンサンブル」がユーゲンのシャツを扱うワケ
スタイルのあるブランドが集まり、それぞれの個性が重なり、調和が生まれる。長野県松本市のセレクトショップ、アンサンブルが表現するのは、その名のとおり魅惑的なソリストたちの重奏だ。 ▶︎すべての写真を見る そこに有名無名は関係なし。その話を裏付けるようにユーゲンを取り扱いはじめたのは、かなり初期のこと。 「今ほど知名度はなかったですが、当時から店頭での反応は良く、特にシャツは好評でした。クラシックなメンズウェアの伝統を守りつつ現代のムードもある。 昨今は“理由なきデザイン”が多いなか、服の成り立ちを語れるユーゲンは貴重な存在です」と店主の橋場英太朗さん。
左はチェコ軍のミリタリーワークシャツをベースに作られた一枚。細番手の強撚糸を使用したウールギャバジンは、さらりとしたタッチで顔つきもエレガント。 イタリアのファブリックメーカーのドレスシャツ生地を使用した白シャツは、しなやかな肌触りで、シンプルだからこそ上質さが伝わる。
世界屈指の高級シャツ生地メーカー「トーマスメイソン」のオルタネイトストライプ柄を使用したバンドカラーシャツや、ベルベットグランドにスパンコールと金糸でスクエアな幾何学柄をデザインした逸品も揃う。
年2回の新作受注会を行うほか、別注アイテムも進行中とのことで、目が離せない。 ENSEMBLE オープン:2001年 住所:長野県松本市中央1-11-23 3F 作木正之助=写真 松平浩市=スタイリング 早渕智之=文
OCEANS編集部