【中日2軍】柳裕也、「ここにきていい感覚、ボールが投げられました」原点回帰の緩急で圧倒、3安打100球完封
◇21日 ウエスタン・リーグ オリックス0―5中日（佐藤薬品スタジアム） 中日・柳裕也投手（30）が先発し、3安打無四球、100球で完封勝利。連敗を5でストップした。 柳にとって、原点回帰の100球だった。「ここまでは思うように成績も出なかったですし、投げている感覚も全然良くなかった。ここにきて良い感覚、ボールが投げられました」 立ち上がりからテンポ良く、5度の三者凡退と危なげない投球。8イニング95球で9回もマウンドに上がると、1死から中前打を浴びるも最後は一直による併殺打で試合終了。緩急を付けた投球で圧倒した。 8日の広島戦（マツダ）では5回途中3失点。今季2度目の2軍降格となってからのマウンドだった。「真っすぐがいいとこういう投球ができるとあらためて感じました。もう遅いですけど。自分としてはいい登板だったと思います」。井上2軍監督は「彼が生きていくうえで、緩急を付けた投球ができないといけないというのは本人が一番分かっていると思う。ファームの試合とはいえ、完封は気持ちがいいと思うので手応えをつかんでくれれば」と話した。 開幕投手、チームの顔として始まったシーズンは残りわずかだが「また頑張ります」。納得し、実りある時間にしていくしかない。
中日スポーツ
