【バドミントン中国オープン2024】宮崎友花は初のS1000決勝で準優勝。奈良岡功大も中国選手に敗れ準Vに終わる
9月22日に開催されたBWFワールドツアー・中国オープン(Super1000/常州)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は男子シングルスの奈良岡功大、女子シングルスの宮崎友花が優勝をかけて決勝戦に挑んだ。 女子シングルスは、S1000の頂上決戦に初めて挑む宮崎が、中国の王祉怡(ワン・ジーイ)と激突。第1ゲームは、宮崎が相手を左右に揺さぶりながらチャンスをつくり、鋭いスマッシュを決めるなどして9-8。中盤以降も王祉怡と好ラリーを展開したが、終盤に点差を広げられ17-21で先取される。 第2ゲームに入っても、序盤から主導権の奪い合い。点差は離れずに試合が進むと、宮崎は相手の逆を突くショットなどで得点をつかむ。8-9と中盤まで競り合ってみせたが、ここで宮崎のミスもあり4連続失点。リードを手にした王祉怡に対し、宮崎はなかなか流れを引き戻せず、後半はアウトミスなどが重なり15-20。最後のポイントも王祉怡に奪われ、宮崎は0-2のストレート負け。それでも、S1000の上位大会で初の準優勝の好成績をつかんだ。
ワールドツアーでの久々のタイトル獲得に向けて決勝の舞台に立った奈良岡は、世界ランク25位の翁泓陽(ウェン・ホンヤン/中国)と対戦。準決勝でライバルのクンラビット・ビティサラン(タイ)を下した勢いそのままに勝利をつかみたかった奈良岡は、第1ゲームから接戦を展開。相手の得意な強打をさばきながらポイントを獲得したが、後半はバック奥を突かれてリズムをつかめず、17-21で先制を許した。 第2ゲームに入ると、連続失点によって点差を広げられた奈良岡。中盤9-12と3点差まで詰めたものの、地元優勝をねらう翁泓陽がスピードアップ。これに対応できない奈良岡が再び連続失点を喫し、12-21で敗戦。久々の優勝には届かなかったが、Super1000で準優勝の成績を残した。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO