宮城県産生食用カキ 出荷解禁が10月下旬まですれこむ可能性 海水温上昇の影響
khb東日本放送
宮城県産の生食用カキは2023年、海水温の上昇により震災後で最も遅い出荷解禁となりましたが、2024年も10月下旬まで遅れる可能性がありそうです。
宮城県産の生食用カキの出荷は毎年秋以降に解禁されますが、ここ数年は海水温の上昇などにより生育が遅れ、宮城県の指針の9月29日からずれ込んでいます。 県漁協は7日にカキの品質を検査し生育を確認した上で解禁日を決める方針です。 品質検査日まであと4日、県漁協石巻湾支所のかき部会長に現在の生育状況を聞きました。 県漁協石巻湾支所丹野芳広カキ部会長「前年と同じような感じで、大きさ的には生育遅れてるのか小さいですね」 2023年の解禁日は10月30日で、東日本大震災の発生した2011年と同じで、震災後最も遅くなりました。 県漁協石巻湾支所丹野芳広カキ部会長「平年より月平均で3℃ぐらい(海水温が)高い状態なので、カキに対してはあまりいい状態ではないのかなと思ってます。(出荷日は)前年と同じぐらいの開始時期になるのかなと思ってますけど」
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