長塚京三、劇中の自身の姿に感動「50年やってきて初めて」
俳優の長塚京三(79)が11日、都内で行われた、映画「敵」(吉田大八監督、来年1月17日公開)の舞台挨拶付き先行プレミア上映会に登場した。 【画像】長塚京三、劇中の自身の姿に感動「50年やってきて初めて」 妻に先立たれた後、一人で穏やかに余生を送る77歳の主人公(長塚)のもとに、ある日“敵”がやってくる物語。 今年の東京国際映画祭では、東京グランプリ、最優秀男優賞、最優秀監督賞の3冠に輝いた。 長塚は、受賞時について「びっくりした。監督と並んで座っていたけど、二人とも飛び上がった」と振り返る。「(俳優を)50年やってきたけど、この作品、出演した自分が言うのもおかしいけど、自分の姿を見て自分の声を聞いて、実は初めて感動しました。主人公と世代が同じだからかもしれませんね。胸に来るものがありました」としみじみ話した。 また、同作にちなみ“自身にとっての敵”について聞かれると、「わがままなわたし」と回答。「僕は、ものすごく短気で、どんなことも私がぶち壊してしまう場合が多いので、これからは人にも自分にも優しく。“僕も許すから皆さんも許してくださいね”っていうスタンスで生きていきたい」と語った。
テレビ朝日