【MLB】FAのアダメスにドジャース、ブレーブス、ジャイアンツ、ヤンキースなど多くの球団が興味を示す
今季、大谷翔平(ドジャース)と打点王のタイトルを争ったウィリー・アダメスはシーズン終了後にブリュワーズからFAとなった。一部ではフアン・ソトに次いで「今オフのFA市場におけるナンバー2の選手」と評価する声もあり、多くの球団が参戦する熾烈な争奪戦が予想されている。実際、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、アダメスが「広範囲から関心を集めている」ことを報じており、遊撃手だけでなく、三塁手としての獲得を狙う球団も多いようだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在29歳のアダメスはメジャー7年目の今季、3ラン本塁打を1シーズンに13本放つというメジャータイ記録を樹立するなど、161試合に出場して打率.251、32本塁打、112打点、21盗塁、OPS.793をマーク。守備指標が大きく悪化した点は気になるが、FA前のラストイヤーに好成績を残し、最高の形でFAを迎えた。 アダメスの争奪戦に加わっているのは、ドジャース、ブレーブス、ジャイアンツ、レッドソックスといった不動の正遊撃手が不在のチーム。ただし、米メディア「ジ・アスレチック」の報道によると、アダメスは適正な契約を得られるのであれば、ほかのポジションへのコンバートにも前向きな姿勢を示しており、三塁手としてアダメスの獲得を狙うチームも出てきている。 モロシ記者によると、ヤンキースやブルージェイズが三塁手としてのアダメスの獲得に興味を示しており、ここにアストロズも加わる可能性があるという。アストロズは自軍からFAとなった正三塁手アレックス・ブレグマンとの再契約を望んでいるものの、もし引き留めに失敗した場合、ブレグマンに代わる三塁手としてアダメスを狙う可能性があるというわけだ。 ドジャース、ブレーブス、ヤンキース、アストロズなど、多くのコンテンダーが参戦することが予想されるアダメスの争奪戦。アダメスが来季どのポジションを守るのかという点も含め、今後の動向が注目される。