リヴァプール指揮官とアーノルドの不和? ポール・スコールズ「スロットが気に入っているかどうか分からない」
チームは好調を維持
9シーズンにわたって指揮を執っていたユルゲン・クロップ氏が昨季終了後に退任した後、リヴァプールはアルネ・スロット新監督を招聘して新シーズンに臨んだ。その新生リヴァプールがどのような戦いぶりを見せるのかはシーズン序盤のプレミアリーグにおける注目点の一つだったが、同クラブはここまで開幕3連勝と最高のスタートを切った [映像]プレミアリーグ第3節 マンチェスター・ユナイテッド対リヴァプール ハイライト しかし、成績の上では順調に見える一方で、スロット監督と主力選手であるトレント・アレクサンダー・アーノルドとの間には問題があるのではないかと指摘する専門家もいる。 かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したポール・スコールズ氏は、イギリスのポッドキャスト『Stick to Football』に出演した際、両者の関係性について以下のように指摘している。 「リヴァプールの前節の試合で、アーノルドがボールを失うたびにスロットは頭を振っていて、それから別の方向を見るかベンチを振り返っていた。アーノルドは、彼が得意とするロングパスをいつも試していた。私はその時に思ったよ、『スロットがアーノルドのことを気に入っているかどうか分からない』と」 これに対して、スコールズ氏とともに出演していたリヴァプールOBのジェイミー・キャラガー氏は、スロット監督のリアクションは同監督のサッカー観に基づくものであってアーノルドを評価していないわけではないと反論した。 「スロットは、チームをある一定のスタイルでプレイさせようとするし、アーノルドが蹴っていたようなロングパスの信奉者ではない。ただし、アーノルドを引き続きチームに留めておきたいと間違いなく考えているはずだ」 アーノルドは、プレミアリーグ第2節ブレントフォード戦で70分に途中交代を命じられた際、この指示に対して明確に不満げな態度を示して注目を集めていたが、こうしたこともスロット監督との関係性に疑問を向けさせることになったのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部