「パラダイム Ai スモーク MAX」は打点がズレても方向性はズレない!【ガチ試打計測・動画あり】
癸生川 球の飛び出し方はイイよね。 小島 今はGCクワッドでクラブスピードが41m/s、ボールスピード(初速)が58m/sだから、一般アマチュアの人の平均くらいの感じだと思います。それでトラックマンで打ち出し角を見ると12.2度でスピン量が2437rpmですね。この打ち出し角になっちゃうと、スピンがこれくらい入らないと逆にドロップしちゃうから、多くのアマチュアの人には良い打ち出し条件かなと思いますね。ランディングアングル(ボールの落下角度)に関しても31.1度なので高すぎず低すぎず、良いと思いますよね。 癸生川 クラブスピード40m/sで振ったときのほうが自分のクラブで振ったときの感触に近いかなと思いましたね。やはり48m/sくらいのスピードだと、ちょっとシャフトが動きますね。 アマチュアの平均的なヘッドスピードで打った時のデータを基に、小島プロに解説をしてもらった。 「最後に打ったクラブスピード41m/sはトータルの飛距離は227.9ヤードなのですが、これはトラックマンで適正化を掛けていないデータです。打ったときは左からのアゲンストがけっこう吹いていたので228ヤードだったら悪くないと思います。いろんなデータからするとクラブスピードは40~43m/sくらいのスピード帯には凄くハマりやすいクラブなのかなと思います」。 最後に試打後のトータルの感想を語ってもらおう。 小島 「パラダイム Ai スモークMAX」は、どういうゴルファーにお勧めですかね。 癸生川 まずは曲げたくない人ですよね。トウとヒールで打ったときでも、あまり曲がり幅に差がなかったし、それでまあまあ飛距離も出ていましたからね。芯を外しても距離が落ちないし曲がり幅も少ないので気持ち良く振れるクラブかなと思いますね。 小島 確かにそこは重要なポイントで、オフセンターヒットでもボールの初速がそれほど落ちなかったので、距離を伸ばしたいアマチュアゴルファーの方におススメできますよね。あとインパクトでズレて当たったときの結果を見て、トウでもヒールでも方向性としてはかなりズレ幅が少なかった。ここに慣性モーメントの大きさが活きているなという感じがしました。今回のモデルは、オフセンターヒットしたときの寛容性が大きいことをウリにしているようなので、そのセールスポイントに間違いないですね。 癸生川 “ガチ”ですね。 小島 “ガチでした。
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