オジサン、毛玉だらけのニットはみっともないよ…。ジョン スメドレーのニット&ウェア用ブラシがついに完成
英国王室御用達の指定を受ける老舗高級ブラシ&コームメーカーとタッグ
JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)がハイゲージニットケアのために考案したニット&ウェア用ブラシをリリースしました。 スタッフが全員ハマったジョンスメの魅力を動画で見る!
これは240年に及ぶ同社の歴史の中でもこれは初めての試みで、JOHN SMEDLEYと同じく英国に根差し、さらに深い歴史を刻んできた1777年設立のブラシ・コームの老舗メーカー、G.B.KENT(ジービーケント)へ開発・生産を依頼することで実現した意欲作となっています。
やや赤みのあるブラウンがクラシカルな柄には、サペリと呼ばれるマホガニー材を使用しており、1点ずつ木目の表情が異なるのは天然素材を用いている証です。 機能の要となる豚毛のブリッスルには、 G.B.KENTの通常の洋服ブラシとは異なるエクストラファインピュアブリッスルと呼ばれる極細毛を採用。 これはベビー用ヘアブラシなどで選ばれるもので、通常はカットしたままで平らな状態になる毛先部分もここでは細く加工し、上部の毛を梳いてわずかに不揃いにすることで、よりデリケートな素材にも適応するよう工夫がなされています。 こうした加工により繊細なハイゲージニットでも繊維を傷めず、付着した汚れやホコリを取り払って編み地を整えることができます。
そして、携行しやすい細身のシェイプは、G.B.KENTのロングセラーのヘアブラシと同様に本体表面にはJOHN SMEDLEY、柄の部分にはG.B.KENTのロゴがそれぞれ刻まれるほか、専用の化粧箱や深いネイビーのタッセルも本作だけの特別な仕様となっています。 ちなみに、使い方はニットの素材がメリノウールでもシーアイランドコットンでも変わらず、力を入れず、生地の目に沿って上から下へ小さくブラッシングするだけ。それにより空気を含んだニットは本来のやわらかさを保ち、生地表面の繊維のからまりがほぐれることで毛玉もできにくくなります。 また、このブラシはニットに限らず他のカシミヤやウールなどの織物にも使用でき、ケアを行うことでウェアを良好な状態で、長く着続けることが可能。質実剛健で無駄がなく、使い込むたびに馴染んでいくトラディショナルな天然素材のブラシは、ウェアのお手入れを通じて豊かな暮らしのヒントを与えてくれること請け合いの逸品です。
今井 康晴