ロシア、ウクライナ軍の特殊部隊などを“撃退” 国境の州ベルゴロドに侵入しようとしたか
ロシア国防省は15日、国境の州ベルゴロドに侵入しようとしたウクライナ軍の特殊部隊などを撃退したと発表しました。「新たな攻撃だ」としています。 ロシア国防省は14日、ウクライナ軍の特殊部隊と外国人の傭兵からなる部隊が、2機のヘリコプターでロシアとの国境まで1キロの地点に降り立ちベルゴロド州に侵入したと主張しました。 この部隊はロシア領内をさらに深く侵攻する構えを見せましたがロシア軍と国境警備隊が発見して阻止した、ということです。 ウクライナからロシアへの地上部隊による侵攻はこれまでロシア人の反政府武装勢力が中心だったためロシア国防省はウクライナ軍部隊が越境攻撃を仕掛けようとしたことは「ウクライナ軍による新たな試みだ」としています。 一方、親ウクライナの反政府勢力武装組織「ロシア自由軍団」と「ロシア義勇軍」も12日からロシアのベルゴロド州とクルスク州に越境攻撃を仕掛けようとしています。 こうした一連の動きについてロシアのぺスコフ大統領報道官は15日に投票が始まった、ロシア大統領選挙を狙ったとの見方を示した上で「情勢を不安定化させようとする 試みだ」と批判しました。