はい、これポルシェ製ボートです「Frauscher × Porsche 850 Fantom Air(フラウシャー×ポルシェ850ファントム エア)」新型マカンのEパワーユニットを使って作られたボートをドライブ!
マカンのエンジンは544馬力でスクリューを回す
そこで彼は、チームの数人を週末の「ボート運転免許」講習に参加させ、適切なプロジェクト構造を設置し、フラウシャーとともに「マカン」を海に乗り出した。スポーツボートの船尾にある電動モーターは、オフロード車と同じものだ。唯一の違いは、Z型プロペラ駆動のため、ピーク出力が544馬力に制限されていることだ。
電動モーターに加えて、ポルシェの制御システムとバッテリーも搭載された。急速充電停止のための800ボルトのアーキテクチャーと、長持ちするパワーのための100kWhのリチウムイオンセル。「エレクトロニクスは、このために完全に鍛え直さなければならなかった。例えば自動車では、充電はパーキングブレーキをかけた状態でしか行われないからです」とプロジェクトマネージャーのフィリップ ルッカートは言う。また、スラストレバーとフットペダルは多少異なる。一方、バッテリーの取り付けは簡単だったが、船底が波を打つ際に50Gを超える衝撃が加わる可能性があるため、位置を変更して保護を強化する必要があった。
舵はポルシェのステアリングホイール
しかし、ルッカートはエンジニアだけでなく、ツェル アム ゼーのポルシェスタジオからデザイン担当の同僚を招き入れた。ファントムのシートにはポルシェのエンブレム、スポーツカーのような丸い計器類、そして「マカン」のようなステアリングホイール。ポルシェのデザイナーは、ボートの基本的な形状には手を加えなかったが、「Eファントム」のボディには通常のホワイトに加えて、ポルシェのカタログに掲載されているすべてのカラーが用意されている。
ボートメーカーと自動車メーカーという異色のコラボレーションの成果は、ガルダ湖での初航海で強烈な印象を残した。全長8.67メートルのボートが静かに港から出ていき、風と波の音以外はほとんど聞こえない。
ボタンひとつで本当に走り出す
ボタンひとつで「Sport+」モードが作動し、全推力が解放されるまで。穏やかな風が最高時速85kmの嵐に変わり、ガルニャーノの海岸が危険なほど近づいてくる。