ホロライブ、なんば駅広告めぐる「迷惑行為」に警鐘 大阪メトロ「安全第一に」、三脚使用では「誤り」の指摘も
「三脚を立てての撮影はございませんでした」
どのような規模で迷惑行為がみられたのか。大阪メトロの広報は5日、J-CASTニュースの取材に対し、同社と同社100%子会社で、広告事業を単葉している「大阪メトロアドエラ」の連名で回答した。 まず、先述したX投稿の背景について、申込代理店が巡回時に写真撮影している利用者を見かけ、ホロライブに連絡。注意喚起文が掲載されるに至ったと説明している。申込代理店が現地確認をしているため、駅側は「どういった迷惑行為が実際にあったかは把握しておりません」とした。 駅には、迷惑行為の報告やクレームは寄せられていないとも明かす。その上で、投稿で伝えられた状況には一部誤りがあったとしている。 「Xの投稿内に『三脚を使用して』との記載がございますが、こちらはホロライブプロダクション様の誤りとのことです。投稿後も、スマートフォンで撮影する方はいるものの、Xに記載のあるような三脚を立てての撮影はございませんでした」 注意喚起後は、各々配慮のうえ撮影が行われているとの認識だ。4日に大阪メトロアドエラが確認したところ大きな滞留はなかったという。
「安全が第一」広告審査は慎重に行っている
駅側の対応に関しては、仮に放映期間にライブが重なっていた場合、警備員を配置して滞留を防ぐようにしているという。ただ、星街さんの直近のライブは放映終了後の12月10日なので、そのような対応はしていない。今回の事案を受けては、 「安全が第一のため、滞留発生による他のお客さまや駅係員に迷惑をおかけすることがないよう、広告主・広告内容・広告媒体・ライブ開催時期・ライブ会場も含め慎重に審査をしております。 事前に上記を総合的に判断し、警備員の配置も依頼しておりますが、場合によっては、安全を理由に出稿自体をお断りする可能性もございます」 と、大型ビジョンの運営方針を説明。今回の出来事を次のように受け止めている。 「ただ、広告として出稿しているため、反響があるのは大変有難いです。若年層の多いエンタメの街『なんば』での出稿がプラスに働いたのかX(旧Twitter)でも多数投稿されており、ファンの皆さまには大変喜んでいただいている印象です。 駅構内での広告掲載につきましては、反響をいただける広告を目指しながら、今後も安全を第一に慎重に出稿を検討していきます」