液状化現象の被害「再被害の可能性も」専門家の分析で“砂丘”の陸側に集中
能登半島地震による液状化の被害について、砂が積もった砂丘の陸側で大きな被害が出ていることが専門家の分析で明らかになりました。 【写真を見る】液状化現象の被害「再被害の可能性も」専門家の分析で“砂丘”の陸側に集中 最大震度5弱を観測した石川県内灘町では、一部で液状化により地面が大きく傾いています。防災科学技術研究所の先名重樹・主任専門研究員によりますと、埋立地やもともと川だった場所に加え、今回は風で運ばれた砂できた砂丘の陸側の低地に被害が集中しているということです。 砂粒が細かく均一で水が入り込みやすく、揺れが長時間続いたことで被害が大きくなったとみられ、再被害の可能性もあります。こうした砂丘は日本海側に多く、先名氏は「砂丘に関しても自治体などの防災対策が必要だ」と指摘しています。
北陸放送