新年初のイワシ漁、暗転 千葉・銚子漁港に救助拠点
2025年を迎えて初のイワシ漁が、暗転した。茨城県の鹿島港の沖合で20人が乗る漁船第8大浜丸が転覆し、2人が死亡、3人が行方不明となった事故。乗組員の救助拠点となった千葉県銚子市の銚子漁港には、6日未明から地元消防の隊員や漁業関係者らが集まり、慌ただしく行き交った。漁船が所属する茨城県北茨城市の大津漁協でも、知らせを受けて対応に追われた。 銚子市漁業協同組合によると、太平洋に投げ出された乗組員は、近くで魚を探索していた仲間の船の人々に救助されたという。乗組員らが病院へ搬送された後、漁協事務所では「大浜丸関係者控室」と記された紙が掲げられ、関係者が出入りしていた。