【共同通信杯】好調キングとともにディマイザキッド父子制覇狙う
「共同通信杯・G3」(11日、東京) 共同通信杯に出走するディマイザキッドは、父ディーマジェスティが16年の同レース覇者で、父子制覇が懸かる。ともに所有者は嶋田賢オーナー。清水英師は「お世話になっている方ですし、期待に応えたい気持ちは強いです」と意気込む。 ディマイザキッドは3戦目で未勝利戦をV。4角手前からスパートをかけて、長くいい脚を使って差し切りVを決めた。デビュー2戦は2着に敗れたものの、メンバー最速の上がり3F時計を記録しており、末脚は堅実だ。師は「東京で末脚を生かす競馬ができれば、チャンスはあると思います」とうなずく。 重賞Vに向けて心強いパートナーになりそうなのが、今回コンビを組むキングだ。1月から短期免許で来日しており、AJCCと東京新聞杯の重賞2勝をマークと勢いがある。追い切りに騎乗した鞍上は「楽しみを持って重賞へ行けますよ」と好感触だ。 ちなみに、キングは23年ワールドオールスタージョッキーズ第1戦で日本での初Vをつかんでおり、当時騎乗したドーバーホークは、嶋田賢オーナー所有で清水英師の管理馬。縁のある組み合わせだけに、重賞でもやってくれそうなムードはある。(デイリースポーツ・小林正明)