松山英樹選手、パリ五輪で銅メダル 埼玉のゴルフメーカー“グラファイトデザイン”のクラブシャフトを愛用 経験豊富な熟練の技術者、アマチュア時代からサポートしてきた
男子ゴルフの松山英樹選手(32)がパリ五輪で3位となり、日本男子初の銅メダルを獲得した。松山選手は埼玉県秩父市太田にある「グラファイトデザイン」のゴルフクラブシャフトを使用している。同社企画部部長の高橋雅也さん(53)は「うちの製品をずっと使ってもらっていて、すごくうれしい」と喜びを語った。 松山英樹、「グラファイトデザイン」のクラブシャフトでマスターズ優勝していた 参入時は客「うざい」 同社は1989年創業。2002年にオリジナルブランド「ツアーAD」シリーズを設立した。プロの前からアマチュアで活躍していた松山選手も愛用者だったという。高橋さんは日本アマの試合で松山選手と初対面し、それ以来サポートをしてきた。 シャフトの重量は60グラム台が一般的だが、松山選手が使用するのは80グラム台に及ぶ。高橋さんは「並大抵の力では扱えないし、それだけの体力がある」と語る。同社の商品は手作業に頼ることが多く、経験豊富で熟練の技術を持つ従業員が丁寧な仕事を心がけている。高橋さんは「モチベーションが高くなるし、今後もより一層品質の良いものを作っていきたい」と話していた。