オープン戦防御率「0・00」のソフトバンク東浜巨、初回27球からの快投「しっかり割り切って投げられた」 7回1失点、勝ち星つかずも今後に期待大
◆ソフトバンク2―4ロッテ(3日、ペイペイドーム) ソフトバンクの東浜巨投手(33)が、今季初先発で7回4安打1失点と好投した。勝ち星はつかめなかったが、今後に期待はふくらんだ。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 初回は簡単に2死。そこから連打と四球で2死満塁と先制のピンチを招いた。ルーキーの上田を三球勝負で空振り三振。初回だけで27球を費やしたが、先制点だけは与えなかった。 「しっかり割り切って、投げられた。集中力も切らさずに最後までいけたと思う」。2回以降は一気にピッチを上げた。8、9、11、11、11、9がイニングごとの球数。結局、7回を86球でまとめた。オープン戦から取り組んできた球数減が実を結んだ。 オープン戦は3試合に登板し、計15回1/3を投げて無失点の防御率0・00。「オープン戦からずっと3球勝負でやってきた。ソトのホームランも勝負しにいった結果が甘く入ったので捉えられましたけど、あれはあれでしっかり割り切って投げることができたのは良かった」と話した。 4奪三振で与四球は1のみ。それでも「今日はあまり状態が良くなかった。その中でもゾーンで勝負できたのは良かった」とさらなる〝伸びしろ〟もありそうだ。「結果うんぬんよりまずは投げたことでいよいよスタートしたなと思いもある。まだまだこれからだなと思います」。実績のある右腕が先発ローテーションで存在感を示していく。(小畑大悟)
西日本新聞社