JPモルガン、プライベートバンカーをミュンヘン新オフィスに配置へ
(ブルームバーグ): JPモルガン・チェースはミュンヘンに開設予定のオフィスに2桁台の人数のプライベートバンカーを配置する計画だ。ドイツの富裕層が多い南部での事業拡大を目指す。
「ミュンヘンでは、2桁台前半の従業員数を予定しており、その大半はプライベートバンキングに従事することになるだろう」と、ドイツのプライベートバンキング事業を統括するキャロライン・ポッチヘニング氏がインタビューで語った。JPモルガンは現在、南ドイツの富裕層顧客への対応をフランクフルトから行っている。
同行は英国の欧州連合(EU)離脱後にフランクフルトに欧州拠点を開設するなど、ドイツで長年にわたって事業を拡大してきた。ベルリンでは小口銀行業務に取り組んでいる。
ドイツはJPモルガンにとって欧州で最も重要なプライベートバンキング市場の一つだと、昨年ドイツ銀行から移籍したポッチヘニング氏は述べた。富裕層が多く住むミュンヘンや南ドイツは、その中でも非常に興味深い地域だと説明。
「一方には、長年事業を営む実業家たちがいる。他方では、テクノロジーやプライベートエクイティーなどの分野で新たな富が生まれている」と語った。
原題:JPMorgan to Base Group of Private Bankers in New Munich Office(抜粋)
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Stephan Kahl