【センバツ出場校とプロ野球選手】名門・北海のOBは名球会選手から中日遊撃手候補まで重厚な顔ぶれ!
3月18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(センバツ)に出場する32校が発表された。その出場校の多くのOBがこれまでドラフトで指名されているが、現役として活躍している選手を紹介したい。 北海高出身の現役NPBプレーヤー 北海道地区からは、北海(3年ぶり14度目)と21世紀枠で別海(初出場)の2校が出場する。21世紀枠で出場する別海のOBでドラフト指名を受けた選手はいないが、北海は数多くの選手が過去にドラフト指名を受けている。 「小さな大打者」として名を馳せ、名球会入りしている若松勉らを輩出している北海出身の現役選手は9人。投手では12年日本ハム3位・鍵谷 陽平投手が筆頭格だろう。鍵谷は19年に巨人へ移籍。通算419試合に登板し防御率3.46と中継ぎで結果を残している。昨シーズンオフに巨人を退団し、今シーズンは育成選手として日本ハムに復帰した。 17年DeNA3位・阪口 皓亮投手は、昨シーズン途中にDeNAからヤクルトへトレードで移籍し、キャリアハイとなる13試合に登板した。188センチの長身を生かした直球とカーブを武器に、1軍定着を目指すことになる。 野手陣では辻本 倫太郎内野手が23年中日3位でプロ入り。開幕1軍入りへ向け、北谷での春季キャンプで汗を流している。オープン戦までにアピールできれば、固定できていない遊撃手のポジションをつかむ可能性もありそうだ。 その他では、昨シーズン途中に西武から中日へ移籍した川越 誠司外野手(15年西武2位)や、佐藤 龍世内野手(18年西武7位)らが同校のOBだ。 北海道の高校ではもっとも多くの選手をNPBへ送り込んでいる北海。そのOBたちの活躍に今シーズンも注目したい。