福島県楢葉町と壱岐市(長崎県)協力強化 エンゲージメントパートナー協定 持続可能な未来を 自治体、大学など連携
福島県楢葉町は友好都市の長崎県壱岐市と4日、エンゲージメントパートナー協定を結んだ。互いの強みや各企業・自治体などとのネットワークを共有し、まちづくりに生かす。さらに深い協力関係を目指す。 エンゲージメントは愛着や思いやりを意味する。協定により、壱岐市への共感や愛着を持った自治体や企業、大学などとパートナーシップを構築し、持続可能な未来を共に創造していく狙いがある。協定のネットワークを活用するなど新たな取り組みを進める。 調印式を同日、オンラインで行った。松本幸英町長と篠原一生市長が協定書を取り交わした。両市町の魅力や取り組み状況を説明した。 松本町長は「さらに深い連携を構築し共に成長したい。さまざまなパートナーとの相互連携に期待している」と述べた。篠原市長は「連携により個性を生かし、互いにできることが増えていくメリットがある。協定を契機に互いに発展していきたい」と話した。 壱岐市は2012(平成24)年から復興支援で楢葉町に応援職員を派遣した。2019年に友好都市提携を結び、現在も人事交流を実施している。