大菊や盆栽…ずらり5000点 菊池市で菊人形・菊まつり 15日まで
菊池の秋の風物詩「菊人形・菊まつり」が1日、菊池市のふるさと創生市民広場で始まった。黄色やピンクなどが鮮やかな約5千点を展示する。15日まで。 地域の愛好家らでつくる市菊まつり推進委員会が開き34回目。会員14人と、会員が指導した地元の小中高生が育てた大菊、小菊、懸崖[けんがい]、盆栽などを並べる。武者姿の人形の胴体を菊でつくり、菊池一族の歴史的場面を再現した菊人形も展示する。 会員らは年間を通して菊を栽培。冬から春にかけて新しい芽を管理し、春先に挿し芽で育てる。温度や水管理が難しく、今年は猛暑の影響もあり開花が遅れているという。後藤邦敏会長(68)は「1年かけて苦労して育ててきた。日を追うごとに花が咲く過程も楽しんでほしい」と話している。 開場は午前9時から午後5時。入場無料。小菊は期間中販売し、ほかの展示品は、15日午前10時からの閉会式終了後に即売する。市観光振興課☎0968(25)7223。(志賀茉里耶)