“頂き女子りりちゃん”に3800万円騙し取られて…50代被害男性が「騙されていると薄々気づきながら、苦しみ抜いて書いたラブレター」
“頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣被告(26、名古屋高裁で懲役8年半の実刑判決。現在、上告中)に約3800万円を騙し取られた被害者のAさん(50代)は、これまで渡辺被告に向けて3通の手紙を書いた。2通は渡辺被告の逮捕後に送り、1通は逮捕直前に書いたものの結局出せずじまいだったものだ。その全文を公開する(前後編の後編) 【写真】渡辺被告への苦しい想いがいっぱいに詰まった「ラブレター」とAさんが苦しんだ軌跡が読み取れる「詐欺LINEスクショ29枚」 ***
逮捕直後、怒りに震えながら書いた手紙
まず1通目。2023年8月に渡辺被告が詐欺幇助容疑で逮捕された直後、渡辺被告が留置されていた警察の留置所に出した手紙である。手紙自体は送られたので手元にないが、下書きのテキストがAさんのパソコンに残されていた。 〈こんにちは。久し振りです。留置所生活少しは反省しましたか? よくも今まで全て嘘の話で騙してくれたね。 全額返済されるまでは絶対に許しません。刑期終えても。詐欺で騙した金額が0になる訳では無いので。しっかり覚えといて下さい。 さて。本題に入ります。近日中に。弁護士から。書面が届くと思います。以前一部分の借用書書いてもらいましたが。その部分だけでも。親に一任しますと書いて欲しいです。 その際。反省してるなら。同封した便箋に親への手紙を書いて欲しいと願ってます。 尚。両親別々にも手紙を出してます。では。〉
一審判決後に出した2通目も返事なし
返事はなかった。一通目を出した約8カ月後の24年4月、渡辺被告に懲役9年の一審判決が出た後に拘置所に出したのが二通目である。これも一通目同様、パソコンに残されていた下書きだ。やはり返事はなかった。 〈久しぶりですね。少しは反省しましたか? 私の目からすると全然反省してないように見えます。以前も手紙出したと思いますが返信ありませんでしたね。あの時は住所書かなかったので仕方ないですが… さて本題に入りますが。控訴したんですね。それを聞いた時。どれほど被害者の心を踏みにじれば気が済むんだと思いました。 弁済するから減刑してとの事ですが…もし本当に反省して減刑して欲しいなら当初の内に各被害者に謝罪文及び考えられる弁済方法を書いて送るべきだったと思います。そうする事によって裁判結果も変わったかもしれません。 とはいえ。今更謝罪文を受け取ったとしても信用も出来ないですが。私が望むのは全額返済のみです。ホストからでもいいので全額返済お願いします。もし全額返済されれば。あなたと元ホストの減刑嘆願もします。間に合えばですが… また返済計画で決まってる事がありましたら。書ける範囲でお願いします。今後手紙送る事があるかもしれませんがXテレビさん(註・実際はテレビ局の社名)の住所をお借りして送ります。〉
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