インド与党連合、過半数維持 前回総選挙からは大幅後退
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【6月5日 AFP】インド下院総選挙(543議席)が4日開票され、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相率いる与党・インド人民党(BJP)を中心とする与党連合が過半数議席を維持する見通しとなった。ただ、BJPはここ10年間で初めて、単独過半数に及ばなかった。 選挙管理委員会の集計によると、同日夜の時点でBJPは240議席にとどまり、前回2019年の総選挙で獲得した303議席から大幅に後退する見込み。 野党は選挙区ごとの候補を一本化する戦術が奏功して健闘。最大野党の国民会議派は99議席と、前回の52議席からほぼ倍増させる勢い。 モディ氏は首都ニューデリーで支持者を前に、「わが国は新たな発展の章をつづることになるだろう」と語り、勝利を宣言した。 一方、国民会議派のラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)氏は記者団に対し、「国民はナレンドラ・モディにノーを突き付けた」と語った。 今回の投票率は66.3%と、前回の67.4%をやや下回った。有権者数は9億6800万人。(c)AFPBB News