南野2発に上田もゴール! バルサがバイエルン撃破…リヴァプールとヴィラが3連勝【CL第3節】
2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節の全18試合が22日から23日にかけて各地で開催された。 【ゴール動画】南野、上田がCLでゴール! 昨季のCL決勝カードの再現となったレアル・マドリードとドルトムントの一戦は、30分にセール・ギラシのポストプレーからドニエル・マレンがゴールを奪い、ドルトムントが先制。34分にはマレンの折り返しをジェイミー・バイノー・ギテンスが押し込み、リードを広げる。だが、後半に入ると“王者”が怒涛の反撃を披露。60分にキリアン・エンバペのクロスからアントニオ・リュディガーがヘッドを叩き込むと、62分にはヴィニシウス・ジュニオールがこぼれ球を押し込んで同点。83分に右サイドを破ったルーカス・バスケスが逆転ゴールを沈めると、87分にはヴィニシウスが自陣からドリブルで持ち運んで追加点。後半アディショナルタイムにはヴィニシウスがハットリックを達成し、終わってみれば5-2と、レアル・マドリードが底力を見せつけた。 バルセロナとバイエルンによる注目の強豪対決は、キックオフ直後の1分、フェルミン・ロペスからのスルーパスに抜け出したハフィーニャがGKをかわしてゴールに流し込み、ホームチームが先手を取る。バイエルンは18分、セルジュ・ニャブリからの折り返しをハリー・ケインがボレーで沈め、試合は振り出しに、それでも、バルセロナは37分にフェルミンのパスからロベルト・レヴァンドフスキが勝ち越しゴールを決めると、45分には左からカットインしたハフィーニャが右足でネットを揺らす。後半に入った56分には左サイドを抜け出したハフィーニャがシュートを決め、ハットトリック達成。試合は4-1でタイムアップを迎え、バルセロナはバイエルン相手に直近6連敗中だったが、ホームで“天敵”を撃破した。 無傷の開幕3連勝を飾ったのは、プレミアリーグの2チームのみ。1チーム目はアストン・ヴィラで、ホームでボローニャに2-0と完勝。スコアレスで折り返した後半の50分、敵陣右サイドからジョン・マッギンの蹴ったフリーキックが直接ゴールに吸い込まれて先制すると、64分には左からのクロスをジョン・デュランがボレーで沈めた。 もう1チームはリヴァプール。2連敗中のライプツィヒのホームに乗り込んだ一戦は、27分にモハメド・サラーからの折り返しをダルウィン・ヌニェスが押し込んで先制。守ってはGKクィービーン・ケレハーがゴールを許さず、アウェイゲームを1-0でモノにした。 また、今節は日本人選手の躍動も光った。モナコ所属の南野拓実は、ツルヴェナ・ズヴェズダ相手に2ゴール1アシストを記録。20分、右サイドからウィルフリード・シンゴが出したスルーパスに抜け出し、GKとの1対1を冷静に制して先制点を挙げると、3-1で迎えた70分には右からの折り返しを押し込んで自身2点目。後半アディショナルタイムには南野からのパスを受けたマグネス・アクリウシェが5点目を奪い、チームは5-1で勝利している。 さらに、フェイエノールト所属の上田綺世は、ベンフィカ相手に自身CL初ゴールをゲット。12分、スルーパスでボックス左に侵入したイゴール・パイシャオンからの折り返しをダイレクトで沈め、フェイエノールトに先制点をもたらした。24分にもゴール前のこぼれ球を押し込んだものの、これは直前に味方のファウルが確認されて得点は認められず。それでも、フェイエノールトの3-1での白星に大きく貢献した。 ディナモ・ザグレブ所属の荻原拓也は、ザルツブルクとの一戦にスタメン出場。スコアレスで迎えた49分、左サイドから上げたアーリークロスで先制点の起点となるなど、78分までの出場で2-0の勝利に貢献した。セルティックは敵地でアタランタとスコアレスドロー。前田大然は74分まで、旗手怜央は68分までプレーし、旗手と入れ替わりで古橋亨梧が途中出場した。 リヴァプール所属の遠藤航に出番はなく、負傷離脱を強いられているバイエルンの伊藤洋輝、アーセナルの冨安健洋、ザルツブルクの川村拓夢はそれぞれメンバー外で欠場した。 リーグフェーズ第3節の結果と順位表は以下の通り。