【114年の歴史上初】阪急に指定席誕生へ「全席コンセント完備」座席は伝統の「アンゴラ山羊の毛」
■明治43年の創業以来初の「指定席」 京都線の特急系列車 4両目の40席が対象
創業114年の歴史を持つ阪急電鉄に、史上初の指定席が誕生します。 阪急電鉄は、明治43年(1910年)の創業以来初めてとなる座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」をことし7月から導入すると発表しました。 導入されるのは、京都線(大阪梅田ー京都河原町)間の特急系列車(特急、通勤特急、準特急)で、4両目の40席が指定席となります。 【動画で見る】114年の歴史上初 阪急に指定席誕生へ「全席コンセント完備」座席は伝統の「アンゴラ山羊の毛」
■2列+1列のゆったり設計 伝統の「アンゴラ山羊の毛」
座席には、阪急の代名詞、アンゴラ山羊の毛を使い、肌触りにもこだわった「ゴールデンオリーブ色」のふかふかの生地が採用されています。 また、車両の座席の配置は通常の4列ではなく、3列(2列+1列)でゆったりと設計。一般車両と比べ、腰を下ろす座面幅と、足元の前後の幅も広くとられていて、リクライニングに座面が連動する機構が採用されています。
■「全席コンセント完備」500円上乗せで乗車可能
さらに、「自分だけのプライベートな空間」をコンセプトに座席頭部側面が張り出し、横の席をさえぎる形状になっているだけでなく、2列シートの中央には大きなパーティションが設けられており、周囲の視線が気にならない工夫が施されています。 また、通勤客の需要も取り込むべく、列車内でもPCなどを用いた仕事ができるように、コンセントや収納式テーブル、ドリンクホルダー、荷物用フック、マガジンラック、読書灯などの機能が備えられているということです。
7月から運行が始まる阪急史上初の指定席は、区間運賃に加えて、500円の座席指定料金が必要です。
まずは、京都線で1時間あたり2~3本運行予定で、来年には、4~6本に増やすことが検討されています。
関西テレビ