「銀メダルを獲得した瞬間から今も“悔しい”メダルです」レスリング男子日本代表・文田健一郎選手、パリ五輪にかける思いを語る
◆パリ五輪の目標は金メダル!
パリオリンピックのレスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級は8月5日(月)に1回戦、2回戦、準決勝まで、8月6日(火)に決勝戦がおこなわれます。文田選手から、大会の意気込みを伺いました。 やしろ:先ほど、文田選手は投げにこだわりがあるとおっしゃっていましたけども、こうと決めたらその思いが強い、信念がある方なのかなと思ったんですね。だからこそ、(東京オリンピック以降)レスリングの試合において“投げない”という選択をされてきた。何年投げなかったのでしょうか? 文田:2年半投げなかったです(笑)。 やしろ:そして、もう一度このオリンピック前のタイミングで投げることになって、いよいよピースが揃った感じがするんですよ。レスリングとしてもメンタル的にも無敵感がありますか? 文田:やってきていろいろ悩んで、やっと意味がわかりました。あのとき悩んでいたのはここにいるために悩んだんだと、今はすごくスッキリした気持ちです。 やしろ:3年前よりも柔らかさも攻撃力も増したということですね。 文田:そうですね。攻守どちらもこだわってやってきたので、その2つが合わさった感覚があります。 やしろ:文田選手……金メダルをお願いします! 文田:任せてください! やしろ:勝手ながら、緊張しながら試合を観させていただこうと思います! 金確実だというところから投げにこだわった部分もあり、銀メダルになり、そこから投げずに戦い続け、もう一度国内代表になってオリンピックに行く。本当にすごいことだと思います。 (TOKYO FM「Skyrocket Company」放送より)