子どもの性被害防ぐ「日本版DBS法」成立も…立ちふさがる3つの“ハードル”
「子ども守るために大人の責任問われている」
12歳以下の子どもが被害者となる性犯罪は年間約1000件――。 この数字だけでも衝撃的だが、「この数字は氷山の一角とも言われている」(赤坂代表理事)という。 性被害に遭ったときにそれを「被害」だと認識できた割合は52%で、子どもたちが何をされたか分からないケースも少なくない。1年ほど経った後で、「そういえばこういうことをされた」などと親に伝えることもあるという。 見えない数字の中に、身近な子ども、自分の子どもが含まれることがあるかもしれない。自らも小学生2人の母親でもある赤坂代表理事は、会見の最後に力を込めて語った。 「全ての子どもと関わる人たちに認識を新たにしてほしい。真に子供たちを守るためにどうすればいいか。大人の責任が問われている。多くの方に関心をもっていただきたい」
榎園哲哉