ザ・ナショナル、6月のローマ公演を収めたライヴ盤『Rome』を発表 ハイライト4曲を先行公開
ザ・ナショナル(The National)が、2024年6月3日にイタリア・ローマの歴史的な会場「Auditorium Parco della Musica Ennio Morricone」で行なったライヴをオーバーダビングなしで収録した21曲入りのライヴ・アルバム『Rome』を12月13日(金)にリリースすることを発表。これに先駆けて、ローマ公演のハイライトだった 「I Need My Girl」「Lemonworld」「The Geese of Beverly Road」「Lit Up」4曲を『NTL RM EP I』として先行で公開しています。 2014年作『Trouble Will Find Me』は、グラミー賞において最優秀オルタナティブ・アルバム賞を受賞し、2017年作『Sleep Well Beast』は全英1位、全米2位、そしてグラミー賞において最優秀オルタナティブ・アルバム賞並びに最優秀レコーディング・パッケージ賞を獲得し、2023年には2枚のアルバムをリリースするなど、20年以上のキャリアを誇りながらも未だ精力的に活動し、名実ともにUSインディの頂に君臨するバンド、ザ・ナショナル。2023年4月リリースの『First Two Pages of Frankenstein』には、テイラー・スウィフト、フィービー・ブリジャーズ、スフィアン・スティーヴンスなどの豪華ゲストが参加し、サプライズでリリースされたアルバム『Laugh Track』には、最近復活したことも大きな話題となったボン・イヴェールやフィービー・ブリジャーズなどが参加するなど、常に世界の注目を浴びています。 本ライヴ・アルバムでは、ファン人気の高い「Bloodbuzz Ohio」や「Don't Swallow the Cap」「I Need My Girl」「The System Only Dreams in Total Darkness」「England」「Fake Empire」をライヴならではのヴァージョンで聴かせるほか、『First Two Pages of Frankenstein』に収録されている曲「Eucalyptus」「New Order T-Shirt」「Tropic Morning News」、そして彼らのライヴ・パフォーマンスの可能性を広げる「Smoke Detector」を研ぎ澄まされた朗読的な歌唱とともに披露。 また、バンドが隠れた名曲に新鮮な光を当てるために、各ライヴごとにセットリストを大きく変えていることが反映されており、『Rome』では オープニングの 「Runaway」や「Lemonworld」「The Geese of Beverly Road」「Lit Up」といったライヴではレアな曲が目立ち、絶賛されたアルバム『Trouble Will Find Me』収録の「Humiliation」と『Sad Songs For Dirty Lovers』収録の「Murder Me Rachael」の力強い組み合わせも楽しむことが出来ます。 そして、ローマ公演のアンコールで披露された、選挙を題材としたアンセム的なナンバー「Mr. November」や、2010年作『High Violet』から「Terrible Love」、そしてショーの最後を飾り、ファンも大合唱した「Vanderlyle Crybaby Geeks」も収録。ミックスは、長年のコラボレーターであるピーター・カティスが手掛けています。 Photo by Graham MacIndoe