BE:FIRST、今年の夏フェス出演は何が違う? 数々のステージを経験しさらに多くの人を虜に
8月3日に開催される『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』にBE:FIRSTが出演する。彼らが『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』に出演するのは2022年から3年連続になる。今年も熱いパフォーマンスを見せてくれるのだろう。 【ライブ写真】BE:FIRST、UVERworldとの対バンも大きな話題に これまでBE:FIRSTは多くの音楽フェスに出演してきた。振り返ってみると、2021年9月18日開催の『SUPERSONIC 2021』オープニングアクトを皮切りに、2022年4月30日開催の『VIVA LA ROCK 2022』、2023年5月5日開催の『JAPAN JAM 2023』など毎年多くのフェスに出演しており、『SUMMER SONIC』には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』と同じく3年連続での出演。そして、今年も多くのフェスやイベントへの出演が決まっている。 これだけ多くのフェスに出演していることもあり、もはや“フェスの常連”的存在となっているBE:FIRSTだが、今年は例年とひと味違う状況なのではないだろうか。というのも、音楽番組に出演したり、楽曲で新記録を樹立したり、これまでになかったコラボレーションをしたりなど、「BE:FIRSTの活躍を聞いてはいるが生でパフォーマンスは見たことがない」、「彼らを知ってはいるがファンにはまだなっていない」という層が増えているためである。実際、フェスや音楽番組にBE:FIRSTが出演した後のSNSでは「BE:FIRSTを初めて見たけどパフォーマンスがすごい」、「ライブに行ってみたい」という投稿を度々見かける。
BE:FIRSTの圧倒されるパフォーマンス
それも納得。BE:FIRSTのライブはとにかく圧倒されるパフォーマンスに溢れているのだ。例えば、2024年3月2日、3日に行われた『BE:FIRST LIVE in DOME 2024“Mainstream – Masterplan”』。Amazonプライムでも配信されているのでぜひチェックしてみてほしいのだが、完成度がとてつもない。素晴らしい演出やセット、照明の中、BE:FIRSTの7人はそれらに勝るとも劣らない完璧なパフォーマンスをしてみせているのだ。歌やダンスはもちろん、表情、所作、煽りの言葉を放つタイミング、ブレスの位置、発する言葉のトーン……とすべてがパーフェクト。筆者も初めて彼らのパフォーマンスを生で見た時には、息を呑んだことを覚えている。 そしてこれまで積み重ねてきた経験をもとに、彼らの“見せる力”はさらにレベルアップしていっている。先日7月20日、21日(現地時間)には、ATEEZのワールドツアーのロサンゼルス公演にオープニングアクトとして出演した時もそうだ。「Mainstream」のイントロが流れて観客がざわつき始めたところで、SOTAが得意のムーブを見せていく。モニターに大きくSOTAが映し出されてざわめきが歓声に変わったところで、歌い始めている。その後もメンバーそれぞれが持つ個性をしっかりと示していったり、ダンスをシンクロさせたりして、1曲を通して観客の目を離さない工夫が盛り込まれていた。さらにRYOKIやMANATOの英語力も武器として使っていたのが印象的である。BE:FIRSTにとって初の海外公演となったが、パフォーマンスに加えて、言葉でも観客たちを盛り上げ、心を掴んでいたのではないだろうか。 持ち前のスキルと経験、そして戦略性のあるパフォーマンスで多くの人を魅了しているBE:FIRST。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』をはじめ、今年のフェスで今まで以上に多くの人を虜にしていくのだろう。BE:FIRSTの輪はまだまだ広がっていきそうだ。
高橋梓