視覚障害者の安全を スマホで道路横断を助けるアプリ「歩行者等支援情報通信システム」 県内初の導入
宮崎放送
視覚障害者の安全を守ろうと、宮崎県警察本部はスマートフォンで道路の横断を助けるアプリを使った支援システムをこのほど県内で初めて導入しました。 (機械の音声) 「高千穂通り、横断方向が青になりました」 (三浦功将記者) 「このように音声で現在の信号の色を伝えてくれます。安全に横断することができます」 視覚障害者の歩行の安全を守ろうと、県警が先月21日から県内で初めて導入したのが、スマートフォンのアプリを使った「歩行者等支援情報通信システム」です。 今回システムを導入したのは、宮崎駅前交差点と宮崎駅西口広場前の交差点の2か所。事前に専用のアプリを入れて設定を済ませておけば、横断歩道の半径10メートルに入るとスマートフォンが音声で知らせてくれます。 (機械音声) 「老松通り、横断方向が青になりました」 (アプリを利用した視覚障害者) 「横断歩道というのは一番気を遣うところになる。本当にありがたいというか、使い勝手のいいアプリだと思う」 (宮崎北警察署交通課 外村卓朗課長) 「情報通信技術を活用した安全に横断できるシステムというのを知ってもらって、活用してもらいたい」 歩行者支援のためのシステムは現在、全国で540か所に設置されていて、今年度までに580か所に増える予定です。
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