【迫る】衆院選10月27日投開票 石破新総裁が正式表明 福岡ではさっそく選挙事務所の準備も 動き加速
FBS福岡放送
自民党の石破総裁は、10月27日投開票の日程で衆議院総選挙を行う意向を正式に表明しました。自民党の公認候補予定者となる「支部長」が不在の選挙区では、党本部に公認を求める動きが加速してます。 新総裁に石破氏が決まった翌日、福岡1区の井上貴博衆議院議員は、福岡市内で迫り来る解散総選挙に向けた意気込みを示しました。 ■自民福岡1区・井上貴博衆院議員 「僕たち衆議院はいつ解散があってもいいように日頃から活動をやっていますし、日頃の活動と成果を見ていただければいいだろうというふうに思っています。」 自民党の石破総裁は30日に会見を開き、10月27日投開票の日程で衆議院総選挙を行う意向を正式に表明しました ■街の人 「(早期解散は)いいと思います。スピーディーにやるというのは。」 「やっぱり早いですよね。もう少し考えてほしい。」 「最初は野田代表と議論をしてから決めるって言ってなかったですかね。党内の情勢で話が変わったんでしょうね。」 福岡2区の鬼木誠衆議院議員は30日、選挙事務所の準備を進めていました。 ■自民福岡2区・鬼木誠衆院議員 「もう今から数えても4週間しかないので、こんなに短いというのは頭ではありうると思っていても、あまりに早いなということで、追いつくのに一生懸命ですね。」 立憲民主党福岡県連の代表で、福岡10区の城井崇衆議院議員は、解散を表明した石破新総裁へ不信感を募らせます。 ■立憲福岡10区・城井崇衆院議員 「総理の都合で解散をするというのは慎重であるべきだということをこれまでおっしゃっていたのに、手のひらを返して。言っていることとやっていることが違う、言行不一致というのはこのことだというふうに強く感じます。」 北九州市西部を選挙区とする福岡9区。自民党では、公認候補予定者となる支部長が空席のままとなっています。大家敏志参議院議員は福岡9区への鞍替えを目指していますが、党本部は大家氏の支部長就任を認めていません。自民党福岡県連は今週中にも東京の党本部で、石破新総裁を含めた党の新執行部に大家氏公認を求めることにしています。 ■自民福岡9区への鞍替え目指す・大家敏志参院議員 「これまでの執行部体制の中で、親心でもっと努力しろということ。その親心に僕は応えてきたんだろうと自分では自負を持っているので、新総裁の下で新たな支部長として選任されたいと思います。公認が出ないことはまず考えていません。」 その自民党福岡県連から除名された三原朝利北九州市議会議員は、福岡9区から無所属でも出馬する考えです。去年2月の北九州市長選挙で、自民党の推薦候補ではなく、対立候補だった武内市長を支援しました。 ■福岡9区から出馬目指す・三原朝利北九州市議 「武内市長になって、北九州市が動き始めました。武内市長とともに、北九州をさらに、日本を前に進めていきたいと思います。」 「私自身は無所属という形の中での決定なので、プラスもマイナスもいろんなことがある中でも、それらを全て力にして勝ちに行く。勝利しないと始まらないので、とにかく努力をしたいなというふうに思っています。」 迎え撃つのが、前回の衆院選で自民党から議席を奪った現職の緒方林太郎衆議院議員です。 ■無所属福岡9区・緒方林太郎衆院議員 「自信を持ってこの3年間、現職の衆議院議員としてやってきましたので、どなたが来ようとも『どんと来い』という気持ちでいることは変わりないです。」 福岡9区ではこのほか、共産党の山田博敏氏が立候補を予定しています。 就任から3日で解散の日程を示した石破新総裁。選挙戦に向けた準備が、福岡でも急ピッチで進んでいます。