【ウインターカップ】京都精華学園4年連続4回目の決勝進出、精華女との接戦を制す[高校バスケ]
3連覇を狙う京都精華学園が決勝進出
12月27日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子準決勝で、インターハイ、U18日清食品トップリーグを制して2年連続3冠、さらに大会3連覇を狙う京都精華学園(京都①)と初のベスト4進出となった精華女(福岡①)が対戦。3Qを終えて2点差という接戦となった試合、勝負どころの4Qで京都精華学園がリードを広げると、72-70で勝利。4年連続4回目の決勝進出を決めた。 【写真】京都精華学園×精華女フォトギャラリー(31点)をチェック 京都精華学園は2回戦で山形中央(山形)、3回戦で聖カタリナ学園(愛媛)、準々決勝で鵬学園(石川①)を下して準決勝進出。一方、精華女は2回戦で倉敷翠松(岡山)、3回戦で浜松開誠館(静岡)を下すと準々決勝では、桜花学園(愛知)を66-65と1点差で下して勝ち上がってきた。 精華女はファーストオフェンスでNo.44アキンデーレ タイウォ イダヤットがインサイドで得点を上げるとNo.5中釜光来がレイアップを、No.4清藤優衣がミドルからジャンパーを決める。一方、京都精華学園はNo.5橋本芽依が3Pシュートを連発すると、No.6桃井優もシュートを成功。開始約5分で10-10と互いにシュートを決め合う立ち上がりになった。 京都精華学園No.18アイシャットをうまくディフェンスしていた精華女No.44イダヤットだが、残り3分を切ったところで2ファウルとなってベンチへ。この間に高さを活かしたい京都精華学園はNo.18アイシャットが得点。シックススマンのNo.13満生小珀も得点につないだが、精華女はNo.4清藤の2Pシュートに続いてNo.9米森奈々心、No.7下川蒼乃が連続3Pシュートを成功させて27-19。精華女は3Pシュートが4/5。京都精華学園は今大会初めてリードされて1Qを終えた。 2Qに入っても精華女は好守からオフェンスに転じて得点に繋げる。一方、京都精華学園はNo.15ンガルラ・ムクナ・リヤ、No.18アイシャットのインサイドに続いて、No.12谷彩南が3Pシュートで点差を詰めていき、残り6分で2点差とした。ここで精華女はNo.44イダヤットが3ファウル目となってまたもベンチに下がった。精華女はこの時間、シュートが決まらず。京都精華学園はNo.18アイシャットの連続得点で逆転。44-37までリードを広げたが、精華女は最後にNo.4清藤の3Pシュート、No.5中釜の3ポイントプレー。京都精華学園の44-43でハーフタイムを迎えた。京都精華学園は3Pシュート4/10、2Pシュート14/23、さらにリバウンドは26本(精華女12)と素晴らしい数字を記録。一方で11ターンオーバーとミスが増えたことで精華女が肉薄した前半となった。 3Q開始から流れを掴んだのは京都精華学園。好守で精華女の得点を封じるとNo.12谷彩南の3Pシュートなどで53-43とリードを2桁に乗せる。しかし、タイムアウト明け、精華女はNo.7下川の3ポイントプレーでクォーター初得点すると、No.4清藤の3Pシュート、No.44イダヤットのインサイドでの得点で2点差まで縮めた。しかし、あとわずかが遠い。京都精華学園はここでNo.4林がフリースロー、プルアップジャンパーで連続失点を止めると、No.5橋本が精華女No.44イダヤットに4ファウル目に付けてフリースローを決めて僅差リードをキープ。精華女はNo.4清藤のプルアップ3Pシュートが飛び出したが、京都精華学園の59-57で3Qを終えた。 4Q初得点は京都精華学園No.6桃井優の3Pシュート、さらに速攻からNo.18アイシャットが決めて7点差に。逆転を狙う精華女はNo.4清藤、No.5中釜、No.44イダヤットが得点につなげていくと、残り2分半で66-70と4点差まで迫った。この勝負どころで京都精華学園にミスが出るが、精華女はそれを得点に繋げられず。逆に残り51.7秒、No.6桃井がファウルをもらってフリースロー2本を決めるが。その10秒後に精華女はNo.4清藤がトップから3Pシュートを成功。3点差に迫った。 残り25秒、リバウンドを奪った精華女はNo.4清藤に託して3Pシュート。外れたものの、残り4.9秒でポゼッションを得る。そのインバウンズ、入ったところで京都精華学園がファウルをしてフリースローに。No.4清藤は2本目をわざと外したがリバウンドは京都精華学園No.18アイシャットが奪取し、72-70で勝利した。 京都精華学園はNo.18アイシャットが28得点、17リバウンドでけん引。No.6桃井が16得点、No.5橋本が13得点と3年生が活躍した。精華女はNo.4清藤が3Pシュート5本を決めて25得点。No.7下川が12得点、No.5中釜が11得点、No.44イダヤットが10得点、16リバウンドをマーク。リバウンドは京都精華学園が51-39とリードしたが、15本とターンオーバーは増えてしまった(精華女は10)。