【2024スポーツ名場面 日本中が感涙!】大の里 5月26日 大相撲夏場所で初優勝
初土俵から7場所での史上最速V
「優勝した直後は『やったわぁ』と、ホッとしたような表情を見せていましたね。息子なりに、強いプレッシャーを感じていたんだと思います」 【直撃撮!】旧・宮城野部屋から高級ブランドバッグを片手に現れた「元横綱・白鵬」 こう振り返るのは、5月に行われた夏場所で初優勝を決めた小結(当時)大の里の父親・中村知幸氏だ。 3敗でトップを守り迎えた千秋楽。大の里は、4敗で追う関脇(当時)阿炎(あび)を押し出しで破り初の賜杯(しはい)を手にした。初土俵から7場所でのVは史上最速。翌日の会見で大の里は「優勝は嬉しいが、まだ上に番付がある」と気を引き締めた。 「息子は令和の現代に珍しく、スポーツ根性ものが好きなんです。甲子園で負けて、号泣する高校野球の選手や監督の姿を見て感動しています。自宅で録画した(’80年代のラグビードラマ)『スクール☆ウォーズ』のビデオも好んで鑑賞しているんです。その影響か、どんなにしんどくてもあまり不平不満を口にしない。私は、『どうせやるなら唯一無二の力士になれ』と言っています」(中村氏) 大の里は、9月の秋場所で2度目の優勝。昭和以降では最も早い、初土俵からわずか9場所で大関に昇進した。 『FRIDAY』2025年1月3・10・17日合併号より
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