ドラ1には届かずも…「ドラフト13番目」の指名選手(4)悔しい指名漏れもあったが
いよいよ球春到来を迎えたプロ野球。2023年ドラフト会議では計122人が指名され、NPB入りの切符を掴んだ。中でもドラフト1位入団の選手には大きな期待がかけられるが、ウェーバー順となる2位指名の選手の中にも、ドラ1候補と目されていた実力者が多くいる。ここでは、ドラフト13番目の指名でプロ入りした現役選手を紹介したい。
藤岡裕大(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:178cm/77kg ・生年月日:1993年8月8日 ・経歴:岡山理大付高 - 亜細亜大 - トヨタ自動車 ・ドラフト:2017年ドラフト2位 即戦力の期待に応え、ルーキーイヤーから遊撃の定位置を掴んだ藤岡裕大。ドラフト1位指名には届かなったが、ドラフト13番目と高い評価でプロ入りを果たした。 亜細亜大時代にもドラフト候補に名を連ねていたが、指名漏れを経験した藤岡。トヨタ自動車に進むと、入社2年目には遊撃のレギュラーとして社会人日本選手権優勝に大きく貢献した。 迎えた2017年ドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズから2位指名を受けてプロ入り。プロ1年目から「2番・遊撃」で開幕スタメンに抜擢されると、同戦でいきなり3安打猛打賞を記録した。 同年は、最終的に全143試合に出場し、打率.230、5本塁打、42打点、14盗塁、リーグトップの26犠打と十分な働きを見せた。 翌年以降は打撃に苦しむシーズンもあったが、持ち前の守備力を武器に内野のレギュラー格として活躍。2022年は自己ワーストの28試合の出場にとどまったが、翌2023年は93試合出場ながら打率.277(規定未満)をマーク。 さらに、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦では、3点差の10回裏に起死回生の同点3ラン本塁打を。チームをファイナルステージ進出に導くなど、勝負強い打撃が光った。
ベースボールチャンネル編集部