『近畿地方のある場所について』“黒い魅力”を放つ話題の小説を白石晃士監督が映画化
話題の小説『近畿地方のある場所について』(著者・背筋/KADOKAWA)が映画化され、2025年に公開されることが発表された。 【動画】『近畿地方のある場所について』特報 行方不明になったオカルト雑誌の編集者。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、近畿地方のある場所にまつわる過去の編集記事だった。彼はなぜ消息を絶ったのか? いまどこにいるのか? すべての謎は、その場所へとつながっていた。 2023年1月、Web小説サイト・カクヨムに第1話が投稿されると、様々な反響がSNSで投稿され、瞬く間に注目作として話題に。連載が続くにつれて若年層を中心にファン層を拡大し続け、累計2000万PVを超えるヒットを記録。同年8月には単行本化され、日本全国の書店でベストセラーとなっている。 製作を務める櫛山慶プロデューサーはWebで発表された原作小説を読み、「2000年代に掲示板の怪談スレッドに興奮した感覚がよみがえってきた」と映画化を熱望。本作の監督を、ホラー映画のヒット作『サユリ』を手掛けた白石晃士監督にオファーした。白石監督は「原作の得体の知れない黒い魅力を、世界中の人々に感染させるべく、映像化という呪術を仕掛けていきます」と意気込みを語っている。 また、原作者の背筋は自著の初映画に際して、「私は長年白石作品に魅了され続けていました。それに飽き足らず、作品から得た恐怖を再現するべく、自ら書いてみようと思いました。気づけばそれは『近畿地方のある場所について』という題名で書籍になっていました。この最大級のラブレターを白石監督がどのように料理してくれるのか。期待に胸を膨らませつつ、私も原作者として力添えができればと思っています。映画を楽しみにしてくれるであろう同士の期待に応えるためにも」と期待を寄せた。 ■原作者・背筋 コメント 私は長年白石作品に魅了され続けていました。 それに飽き足らず、作品から得た恐怖を再現するべく、自ら書いてみようと思いました。 気づけばそれは『近畿地方のある場所について』という題名で書籍になっていました。 この最大級のラブレターを白石監督がどのように料理してくれるのか。 期待に胸を膨らませつつ、私も原作者として力添えができればと思っています。 映画を楽しみにしてくれるであろう同士の期待に応えるためにも。 ■白石晃士監督 コメント 映画に行きませんか。タイトルは『近畿地方のある場所について』といいます。原作の得体の知れない黒い魅力を、世界中の人々に感染させるべく、映像化という呪術を仕掛けていきます。どうぞ、ご期待下さい。このコメントを見てくださって、ありがとうございます。この映画を見つけてくださって、ありがとうございます。 ■櫛山慶プロデューサー コメント 2000年代、掲示板の怪談スレッドに没頭した日々。その興奮が『カクヨム』で本作に出会った瞬間、鮮明に蘇りました。映像化を決めた際、真っ先に声をかけたのは『ノロイ』の白石晃士監督。奇妙で底知れない断片を、監督がどう映像化するのか、私自身震える思いで製作中です。ただひとつ言えるのは、この映画はただのエンターテインメントではありません。映画として届ける覚悟が必要な、強い“想い”が宿る前代未聞の作品です。ぜひ、その覚悟を期待してお待ち下さい。 <作品情報> 『近畿地方のある場所について』 2025年 全国公開