【阪神JF】カワキタマナレア あるぞ大駆け 好馬体に杉山佳師「元気をため込んで競馬にいけそう」
「阪神JF・G1」(8日、京都) 自慢の末脚で2歳女王まで上り詰める。カワキタマナレアは6日、角馬場で体をほぐしてから栗東Eコースへ。ゆったりとしたペースで周回し、決戦に向け息を整えた。小柄ながら筋肉質で見栄えのする好馬体に、「走っていても大きく見せますよね。追い切った後も硬さが出ていないですし、元気をため込んで競馬にいけそうです」と杉山佳師は好気配を伝える。 前走のファンタジーSは5着に終わり、キャリア3戦目にして初の敗戦。「1番人気の支持を頂いたのに申し訳なかったです」とトレーナーは頭を下げるが、内容については悲観していない。 大外枠からの発走に加え、前半3F36秒0と重賞では極度のスロー。「それでも自分の競馬に徹して脚は使っていますからね」。上がり3F最速をデビューから継続してマークし「ジョッキーがここに結びつく乗り方をしてくれました。京都ならひと脚は使えますし、マイルまではいけます」と自信を見せる。 今回は4枠8番からの発走。「いい枠です。出たなりで両サイドの人気馬を見ながら運べますからね。あとはペースが流れてくれれば」と指揮官は虎視たんたんと頂点を狙う。同じく管理馬であり、22年NHKマイルCで18番人気ながら3着に食い込み大波乱を演出したカワキタレブリーの半妹。G1で大駆けがあっていい。