山陰中心に中国地方で13日以降大雪に警戒…「10年に1度」の著しい降雪量の恐れ 強い寒気が南下
山陰中央テレビ
6日も山陰地方は冬らしい空と寒さが続きました。8日にかけさらに気温が下がり、山沿いでは積雪、平地では初雪となる可能性があります。 こちらは6日朝の鳥取砂丘の周辺です。ザーっと言う大きな音とともにあられが降りました。上空の寒気の影響で各地で不安定な天気となり、灰色や黒い雲が広がっていました。また岩美町でもどんよりとした空からあられが降ってきた様子が撮影されました。 こうした中、気象台は5日、山陰地方に大雪に関する早期天候情報を発表しました。これはその時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい降雪量となる可能性が、いつもより高まっている時に出されるものです。 今回は13日ごろから5日間の降雪量が「かなり多くなる」恐れがあるということで、農作物の管理に注意するほか、冬用タイヤの装着や除雪などの対応の準備が必要となります。 8日朝にかけては、さらに強い寒気が南下する見込みで、上空1500メートル付近に氷点下6℃前後の寒気が入り、平地でも雪が降り、初雪となる可能性があります。あ7日夜から山沿いでは雪が降り、積もる恐れがあります。そして14日ごろからは平地、山地ともに雪が降ると予想されています。一気に冬本番を迎えそうです。 この期間の主な地点の5日間降雪量の平年値は以下の通り。 松江1センチ、奥出雲・横田13センチ、飯南・赤名13センチ、邑南・瑞穂6センチ、浜田・弥栄6センチ、隠岐の島・西郷2センチ。 鳥取5センチ、境港2センチ、米子2センチ、倉吉3センチ、大山28センチ、智頭4センチ。 今回の予想だと、こうした平年値の3倍前後の降雪量になる恐れがあるとしています。
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