【間一髪】「ストップ ストップ!」北アルプス薬師岳で登山客がクマと鉢合わせ…撮影者が注意喚起
撮影者の前に現れた黒い物体、その正体はクマです。すると… 動画の撮影者: ストップ、ストップ! 【写真6枚】北アルプス薬師岳で登山客がクマと鉢合わせ…緊迫の瞬間 を写真で見る クマを挟んで反対側から出てきたのは、登山客の男性です。 動画の撮影者: 前から下りてこられる方が来たので、「ストップストップ」と声をかけて、止まっていただいて、注意喚起というか、ちょっと大きな声出したんですけども。 撮影した男性が気配に気付き、とっさに声を掛けたのです。 その後、撮影した男性がストックをたたいて鳴らしたところ、クマは、やぶの中に逃げたということです。登山客はクマとの接触を間一髪で免れました。 クマが出没したのは、北アルプスの名峰、標高2926mの薬師岳。薬師岳は「北アルプスの貴婦人」と称され、雄大な山容が魅力で人気の山です。 動画を撮影した男性によると、クマと遭遇したのは2024年8月20日の正午ごろ、標高約1600~1800mの間。しかも、1日で2度遭遇したといいます。 男性が1度目にクマと遭遇したときの映像を見ると、至近距離から撮影しているにもかかわらず、クマが警戒しているような様子は全く見られません。 動画の撮影者: 今まで山で出合ったクマはすぐ逃げていく。このクマはなかなか逃げない。ちょっと大きな音を鳴らして警戒しないと離れていかないという感じでしたね。 クマは体長1メートルほどの“子グマ”とみられ、成獣と比べ、警戒心が低かったのではないかということです。しかし、撮影した男性は「親グマが近くにいる、別の個体がいるかもしれないというのが怖かった」と話します。 では、親グマがいるかもしれないという状況の中で、男性はなぜ動画を撮影したのでしょうか。 動画の撮影者: 北アルプスの薬師岳はたくさんの登山者が訪れる山で、そこにクマがいたんで、注意喚起の意味も込めて撮りました。 その後、男性は山をくだる際、登ってくる登山客に対し、クマがいることを周知しながら下山したということです。 (『めざまし8』 2024年8月26日放送より)
めざまし8