作間龍斗が舞台初主演、桜井日奈子がヒロイン 『138億年未満』上演決定
作間龍斗が主演、桜井日奈子がヒロインの舞台『138億年未満』が11月23日~12月8日に東京・本多劇場、12月12日~16日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演されることが決まった。ニッポン放送開局70周年記念公演で、作間にとっては初の主演舞台となる。 1996年、岡山。若者でバカ者だった4人は、思ってたよりもずっと早く、空回っていく――。福原充則氏の作・演出で『東京キャラバン in 岡山』(2019年)に上演された短編作品『小渕と韮沢』は、夢と現実の間で生々しくもがきながらも前へと踏み出そうとする人々の姿を描き、観る者に強烈な印象を残した。 この作品を、若者の希望と挫折、そして“故郷”をキーワードに、長編のオリジナル青春群像劇として福原氏自らが書き直し、新たに誕生したのが『138 億年未満』。 今作は、どん底から這い上がり、思い描いた夢が努力によって報われる…というような、勝者だけのサクセスストーリーではなく、根拠なき自信、そして夢や努力が踏みにじられ打ち砕かれていく、大多数の人々が経験してきたであろう、“決して生やさしくはない、酸っぱくて苦くも続いていく人生”。『小渕と韮沢』が上演された場所、岡山。そのとある海の見える町を起点に、若者でバカ者だった4人の青春を描く 今作が初の外部舞台出演にして初主演となる作間龍斗が、主人公・小渕勲を演じる。裏付けのない自信だけど、東京でも通用するはずだ…高校卒業後、希望を抱き上京したものの、小渕は現実とのギャップにじわじわと押しつぶされていく。この難しい感情表現を求められる役どころをどのように演じるか、期待が高まる。 小渕の通う高校の同級生であり、校内のアイドルだった韮沢カスミに桜井日奈子。彼女もまた、ダンサーになることを夢見て大阪へと旅立っていく。 さらに、小渕が子供の頃から通った映画館の息子・福武長一を若林時英が、高校時代に小渕や福武と一緒に映画部を創設する矢田建生をお笑いコンビ「蛙亭」の中野周平が演じます。加えて、倉沢杏菜、菊池銀河、井上向日葵、相原未来、永島敬三、山口航太と、実力のある俳優陣が集結した。 ■福原充則:コメント 「才能は人に留まらない。才能のある人も大抵5年でそれを失う」というようなことを言ったのは宮沢賢治だったと思います。なんともまぁ…な言葉です。残酷とも言えますし、だからこそ諦められるとも言えます。これは甘酸っぱくもない、ほろ苦くもない青春物語で、〝じゃあどんな青春なんだ〟と言われれば、酸っぱくて苦いやつです。現在進行形で青春している方にはもちろん、最近ようやく冷静にあの頃を振り返れるようになってきた中年の方にも見て頂きたいです。 ■作間龍斗:コメント 小渕勲役を演じる、作間龍斗です。 以前、福原充則さんの舞台を拝見したことがあり、今回ご一緒させていただけると聞いた時はとても驚きました。 舞台の経験が少ないのでわからないことだらけだとは思いますが、皆さまに楽しんでいただけるようキャスト・スタッフさんと 共に、準備して参ります。是非劇場まで足を運んでいただけたら嬉しいです! ■桜井日奈子:コメント 学生時代、誰でも根拠のない自信に夢を見させられた経験があると思います。 その夢が叶えられる人は一握りであると知っても、その一握りにもしかしたら自分は入るかもしれないという期待。 この作品は、その期待をことごとく裏切っていきます。こんなにも酸っぱい青春群像劇は初めてです。 私が演じる韮沢は、ダンスの道を志す学校の人気者。韮沢も、いつしか夢と現実のギャップに折り合いをつけていくことになるのでしょうか。観てくださる方にとって、“今”に光を感じられる作品になったらいいなと思います。 ■若林時英:コメント 自分のドラマのデビュー作の脚本を演出の福原さんが当時担当されており、いつかご一緒させていただきたいと思っていた所、今回このようなご縁をいただき本当に光栄です。共演者も初めましての方々が多いので、今からどのような化学反応おこるのか、稽古するのが楽しみでなりません。素敵な舞台になると思います。ぜひ劇場に足をお運びください。 ■中野周平:コメント イト先のラーメン哲、旭川の河川敷でのたそがれ。たくさんの思い出がある岡山で、また新しい青春を味わえます。岡山の景色を思い浮かべながら楽しみたいと思います。 僕が演じるのは、主人公といつも一緒にいる矢田建生という友達です。でえれぇええやつじゃけ、頼まぁ!