元大関朝乃山「良い年にしたい」 節目の30歳、被災地へも思い
大相撲の元大関で、春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)に西前頭筆頭で臨む朝乃山が1日、節目の30歳の誕生日を迎え「まだ腐りたくない。もっと上を目指す。まだまだ行けるという気持ち。良い年にしたい」と思いを新たにした。 大阪市中央区の高砂部屋での稽古後に取材に応じた。大関復帰の目標へ、まずは三役返り咲きを目指す。「今場所は横綱大関、三役以上と当たる。自分の型になり、自分から攻めていけば勝機はある」と意気込む。 富山県出身で、能登半島地震発生から2カ月となった被災地へも心を寄せた。「僕の相撲が励みと言っていただけた。勝っている姿を見せたい」と奮い立っている。