ハンガリー中銀が0.25%の追加利下げ、インフレ鈍化など受け
Gergely Szakacs Krisztina Than [ブダペスト 24日 ロイター] - ハンガリー国立銀行(中央銀行)は24日、主要政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ6.5%とした。インフレが鈍化していることや、米連邦準備理事会(FRB)による先週の大幅利下げを受けた。 現サイクルの利下げ幅は計1150bpとなった。 中銀は、金融政策に対する慎重かつ忍耐強いアプローチは正当だとした上で、政策担当者はFRBの利下げに過剰反応すべきでないと警告した。 声明で「理事会は新たなマクロ経済データ、インフレ見通し、リスク環境の動向を常に評価しており、それを根拠に慎重かつデータに沿った形で金利水準を決定していく」と説明した。 ビラグ副総裁は、今後3カ月間の政策動向を見極めるのは時期尚早と指摘。中銀は据え置きか小幅利下げかの選択肢を検討しつつ、月ごとに決定を下していくと述べた。また、FRBの利下げによる新興市場への影響を見るにはさらにデータが必要との考えを示した。